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以下に述べるのは日本と英国における暮らしの違いです。
まず、英国に住んでいた頃私は、いつか生の魚を食べる事があるだろう等とは夢にも考えたことはありませんでした。英国人は食べ物には全て火を通すので、寿司と刺身を初めて食べてみた時、その美味しさにびっくりしました。ご飯に、汁物、魚という日本の朝食にも驚きました。英国では平日、朝食を軽くとるのが普通で、週末だけしっかりとります。その上、日本では手頃な値段で美味しい食事ができるレストランが多くあります。英国では、美味しい食事をしたい場合は、高いレストランに行かなくてはなりません。

日本で一番私が困ったのは、気候のことです。英国での湿度の低い穏やかな夏に慣れていた私には、日本の夏はあまりに暑く、湿度も高かったのです。冬はというと、日本の場合は、英国ほど寒いものではなく、問題はありませんでした。実際、ここ2年ほど、私はオーバーが不要でした。

勤務の仕方については、かなり違いがありました。英国では標準的な一日8時間労働を守 り、5時には退社して家族や友人とその後の時間を過ごします。英国人は長時間働かなくてすむように、普通日本の人達よりスピーディーに仕事をこなしているのではないかと思います。日本での、概して、老若を問わず眠たそうな様子に私は驚きました。ロンドンの電車で寝ている人を見るのはまれですが、日本では皆が眠っているようです。

マナーについても、際だった違いがいくつかあります。日本で行儀が悪いとされていることが、英国では許されている場合があり、その反対のこともあります。例をあげてみましょう。鼻をかむのは行儀の良いことではないと日本では思われていますが、鼻をかむのでなく、絶えず鼻を鳴らしたり、鼻をすすったりする事が、英国では行儀の良くないこととされています。英国のレストランで食事中、日本でするようにスープを音をたてて飲んだら、回りの人たちから好奇の目で見られることでしょう。

一方、家の中に入る時靴を脱ぐという日本の習慣はすばらしいもので、英国でももっと多くの人が取り入れたら良いと思います。

最後に。世界の人々には、それぞれ違った考え方や生活の仕方があると思います。特に東西の境を越えると、一層それが言えるでしょう。その違いがあるからこそ、外国を訪れたり、外国で暮らすのが、面白く、やりがいのある経験になるのだと思います。